JCGR 日本コーポレートガバナンス研究所

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2020 経済・経営書研究会 ーあしたのために(その1)ー

・経済・経営書研究会の10月開講延期にご理解をいただきありがとうございます。この研究会は、チューターの大林の学部時代のゼミ(正確にはプレゼミ的な読書会)を再現したいという思惑と良書を皆で読みたいという会員の方々の希望を実現すべく起ち上げました。

・私事ですが、出身ゼミは1970年代に計量経済モデルを政府や企業から受注し作成していた特殊なゼミで、ゼミは大学がメインフレームを使わなくなる夜から翌朝までという都心のアイスホッケーチームのような生活でした。このゼミに参加するには、まず3年生から大学院生がチューターをする読書会(一応昼間にやってました)に参加することになっていました。読書会では、レポーターが担当箇所を報告します。そして、コメンテーターは報告に対して批判的に質問をし、レポーターは著者になったつもりでディフェンスします。残りの学生は自由に議論に参加し、チューターが頃合いをみて議論を収束させます。あまりにも活発な議論で近隣の教室から苦情が出たためなのか大学は特別に専用ゼミ室をくれたほどでした。この読書会は本ゼミでの異常な生活に耐えられるかどうかを試すための振り落としの役割もあったと思います。ですが、この読書会で鍛えられた心技体がなければ、若気の至りやいい年をしてと色々な失敗で傷だらけの研究人生を、今日まで送ってくることはできなかったと思います。今の大学で同じことをやろうとすると、ゼミ生が逃げて、ゼミが成立しなくなります。JCGRの会員の方々となら、再現ができると信じております。

・テキストは、神取道宏、ミクロ経済学の力、日本評論社です。東大で講義終了時に拍手が起こるという名講義のテキストです。また、副読本は八田達夫、ミクロ経済学Expressway、東洋経済新報社です。こちらはICUにおける名講義で、借家法改正、規制緩和(QBハウス)、アベノミクスの特区などで活躍する応用厚生経済学者です。神取本はある程度数学を利用していますが、八田本は数学はほとんど必要ありません。どちらも内容的には日本語のテキストとしては超一流です。

・白熱した議論ができる環境を作るため、気心の知れた方々で実施したいと考え、当面のところ募集は原則として研究会の正会員のみとし、定員を10名とします。そして、受講希望者には、10月開講前に準備情報を配信します。すでに補論AとBの事前情報は配信済みです。新規希望者の方にも、後ほど配信いたします。

・10月に延期した研究会の実施方法は後日決めたいと思いますが、テキスト第1部1~5章のレポーターとコメンテーターは「4月中」に決めたいと思います。レポーターとコメンテーターの担当章のご希望をinfo@jcgr.orgまでおしらせください。レポーターに関しては複数の方が、お互いに相談して順番なり交代なりで担当することも可能としますが基本的に1章全体をレポートするつもりでお願いします。なお、すでに第1章のレポーター1名とコメンテーターは決定しております。

下記を記入コピーして返信してください。4月中にお願いします。info@jcgr.org

担当希望章アンケート(直接ご自分の名前を入れてください。できるだけご希望に沿う形としますが、調整をさせていただきます。第一希望・第二希望などは数字を名前の後に入れてください。例:大林ー1、大林-2など)
1章 消費者行動の理論.レポーター:1名決定、コメンテーター:決定
2章 企業行動の理論、レポーター:   、コメンテーター:
3章 市場均衡.レポーター:   、コメンテーター:
 4章 市場の失敗.レポーター:   、コメンテーター:
5章 独占.レポーター:   、コメンテーター: 

大林 守 JCGR理事、専修大学商学部教授

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